元々は30年くらい前から、青果店として、3年くらい前から、果物を楽しんでもらえるカフェとして「アロハカフェ」(はわい道の駅)をオープンしました。野菜や果物を使った美味しいもの、新しい価値を提供したいと思ってはじめました。元の青果店も近くにありますし、鳥取県中部は特産品の果物がたくさん採れます。
その中でも湯梨浜町は、メロンやイチゴ、ピオーネが豊富にあります。ピオーネは湯梨浜町で作るのに適していて、砂丘地帯の水はけがよく、ぶどうの栽培地として最適で、ワインも有名です。
「とりそらたかく」の商品として「房つき干しぶどう」をラインアップしています。
ふつう、ドライフルーツにしているぶどうは房がついておらず、小さなレーズンのようなものが多いのですが、当社は大粒のピオーネを使用して作っています。房がついているので、加工に時間もかかりますし、水分が多いので、乾燥させるのはかなり手間な作業です。それでも、房がついた干しぶどうはニッチで貴重な商品です。
一般的な干しぶどうは、規格外品のような房からちょっととれてしまったものを使うのですが、当社は一番いいぶどうを使って作ります。進物用にそのまま出せるようなピオーネを使っているので、味も満足度が高いです。
もともと湯梨浜町は、ピオーネやクレオパトラメロンが特産品として有名です。その特産品も、生のままだと1年のうち限られた期間しか食べられませんが、ドライフルーツにすることで、一年中いつでも食べることができます。
この房つき干しぶどうは、房から実が落ちないようにするために、吊るして干しています。一般的には、乾燥させるのに板やトレイの上に並べるのですが、房付き干しぶどうを作るには吊るスペースも限られていて多くは作れないんです。本当に限られた数だけしかできませんし、皮があって粒が大きいので、1週間くらいは、かかります。
いい品質のぶどうと少量生産のため、本当に貴重な商品です。ぜひ一度味わっていただきたいと思います。
「ふるさとのフルーツジェラート」は、地元の果物を使っています。季節によって、その時の旬な素材をラインアップしています。秋頃だとカボチャやサツマイモ、ブラックベリーのジェラートが並びます。
サツマイモは焼き芋にしてから作っているので、けっこう香ばしくて美味しいです。焼き芋の皮も使っていて、見た目も食感も楽しめます。また、地元のブラックベリーを使った珍しいジェラートもあります。また、ほうじ茶も人気があり、大山町のほうじ茶を使っています。
やっぱり材料は地元のものにこだわっています。 ちょっと変わったジェラートで、長芋を使ったものがあります。これは出来上がったあとに、北栄町の砂丘長いも「ねばりっこ」を混ぜ合わせています。ジェラートの中に長いものシャリっとした食感が感じられます。長いもなので、少し粘りのあるジェラートで、トルコアイスみたいな食感です。
ジェラートはいつも店頭に10種類を揃えています。季節によって変わりますので、年間通してだと30種類くらいになります。鳥取県中部は果物も野菜も豊富なので、桃も地元のものを使っていて、夏はすごく人気があります。
「房つき干しぶどう」は、ピオーネ以外にもポピュラーなぶどうも使っていきたいと考えています。やっぱり房つきにはこだわりたいですし、この房つきのドライフルーツを、当社のブランドに育てていきたいです。
近い将来、「房つき干しピオーネ」とか「房つき干し巨峰」のように、いろんな種類をお店に並べたいです。ジェラートも、いろんなフルーツや野菜をラインアップにしていきたいです。
少し変わったものも考えていきたいですね。例えば、湯梨浜町の特産品のしじみとか(笑)。
会社名 有限会社 むらさき
所在地 鳥取県東伯郡湯梨浜町久留131-4
担当者 代表取締役 村崎 知樹
連絡先 0858-35-4021
<販売店舗>
道の駅はわい ALOHA CAFE≪アロハカフェ≫
所在地 鳥取県東伯郡湯梨浜町宇野2343
連絡先 050-7123-7654
とっとり中部発信プロジェクト
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